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2023.05.18 12:15

住みたい場所の満足度1位は「郊外」 コロナで人気再燃か

Getty Images

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近年、コロナ禍の影響によるリモートワークの普及などによって、住宅選びの基準が大きく変化。住居費が高い都会を離れて、郊外や田舎へ移り住む人が増えている。

そうした中、不動産の買取事業などを展開するAlbaLinkは4月22日〜23日、全国の男女500人を対象に「都会・郊外・田舎のいずれに住みたいか」についての調査を実施。最多の回答を集めたのは「郊外(58.4%)」で、2位「都会(27.6%)」、3位「田舎(14%)」の順となった。
 
「郊外に住みたい」理由については、「バランスがよくて住みやすい(37%)」が最も多く、2位「交通の便が良い(29.4%)」、3位「買い物に困らない(21.2%)」、4位「静かで落ち着いている(14%)」という結果に。「交通アクセスがいいのに自然豊か」「静かだけど便利」など、都会と田舎のいいとこどりができる点を魅力だと感じている人が多いことが分かる。「ほどよく◯◯」「◯◯すぎない」といった回答も目立ち、「ちょうどよさ」を評価した人が多かった。

また、「都会に住みたい」理由としては、1位「買い物に困らない(38.4%)」。次いで2位「交通アクセスが良い(37%)」、3位「何をするにも便利(25.4%)」、4位「遊ぶ場所やイベントが多い(11.6%)」の順に。買い物や交通アクセスなど、生活する上での便利さをあげた人が多数で、同社は「商業施設や医療機関が多いと、自分が好きな施設を選びやすいというメリットがある。就職や進学の選択肢も広がるだろう」とコメントした。

さらに「田舎に住みたい」理由については、最多が「自然に囲まれて暮らしたい(50%)」で、2位「のんびり暮らせる(24.3%)」、3位「静かで落ち着いている(22.9%)」と続き、半数の人が「自然」をあげた(いずれも複数回答可)。同社は「田舎は人口が少ないため、のんびり落ち着いた雰囲気がある。『せわしない暮らしが苦手』『リラックスして過ごしたい』という人が、田舎暮らしを求めているようだ」と解説。

最後に、現在住んでいる地域への満足度について調べると、「とても満足(23.9%)」「まあ満足(63.5%)」を合わせた割合が87.4%で「郊外」が1位に。さらに「都会」(85.1%)が続き、40ポイント以上離れて最低が「田舎」(44%)となった。
 


1位の郊外に住む回答者からは、「自然や眺めのいい場所が残っています。一方で大型スーパーやレジャー施設が近くにあるので、買い物や遊びに困りません」(43歳 男性)「都市部へのアクセスはいいのですが、商業施設に不満があります。若者向けのお店がほとんどないので、自分の買い物は都市部まで行くようになりました」(24歳 女性)という意見が。

一方で、最下位の田舎に住む回答者からは、「とにかく買い物が不便で、自家用車が必須。あってほしい店舗が遠いか、存在しない。病院も限られていて、何かあった時に頼れる場所が遠い」(45歳 男性)「里山の一軒家で、夜はまったく音がしません。生活音を気にしなくてよく、豊かな時間を過ごせます。徒歩圏内に店はありませんが、自転車で行ける場所にショッピングモールと図書館があり、生活には充分」(54歳 女性)という声が寄せられた。

もちろん、住む場所には予算の都合もあるだろう。ネットワークが普及し、住まい選びの自由が広がった今だからこそ、都会、郊外、田舎、それぞれに住むメリット・デメリットを把握し、自分のライフスタイルやワークスタイルなどにあった賢い選択をしたいものだ。

プレスリリース

文 = 大柏真佑実

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