あまり報道されてない「明るい」環境ニュース7選

05. 日本のCO2排出量が減少

日本のCO2排出量は、2013年をピークに右肩上がりで減少しており、1人あたりの排出量も同様に減少している。

同じアジアの国でも韓国や中国の1人あたりのCO2排出量は増加しているため、日本は比較的結果が出ていると言える。

しかし、2030年までの目標を達成するためには排出量を3億トン以上削減しなければならず、今後も取り組みを強化していかなければならない。

06. 日本の再生可能エネルギー比率が増加



日本の再生可能エネルギーの割合が右肩上がりで上昇している。2014年に12.11%だった割合は、2020年には20.71%になった。

特に割合が増えたのは太陽光発電であり、東京都や川崎市での太陽光パネル設置の義務化により、今後はさらに普及が拡大すると考えられる。

日本で最も発電割合の高い火力発電の割合は年々減少しているが、2020年の段階で74.9%とまだまだ高い水準にあり、継続的な改善が求められている。

07. 日本人の環境意識が向上

2020年10月に国際環境NGO団体グリーンピースが実施した環境問題への意識調査では、「新型コロナウイルス感染症の流行の前に比べて、環境問題や環境に配慮した持続可能な暮らしに、より関心を持つようになりましたか。」という質問に対して「非常に当てはまる」もしくは「ある程度当てはまる」と回答した人は53.4%に上った。

また、コロナ禍を機に、買い物をする際の意識や行動は変わった人は「非常に変わった」「ある程度変わった」を合わせると66.8%だった。

未来を悲観しすぎず、無理のないペースで取り組もう

冒頭でも述べたように、環境問題や貧困問題に関する情報は危機感を煽るネガティブなものがほとんどである。

そういったことに関心を持って調べるのは素晴らしいことだが、ネガティブな情報に触れすぎると未来を悲観的に捉えるようになってしまい、不安な気持ちが強くなる。

地球の危機的状況に対する慢性的な無力感や絶望感、罪悪感を「エコ不安症」といい、実際にアメリカでは国民の67%が気候変動が将来に与える影響に強い不安を抱いているといわれている。

「能天気になっていては地球を守れない」と感じるかもしれないが、自分自身がサステナブルであるために、もっとポジティブな変化を知り、前向きにサステナブルを広めていくことが大切だ。

【参考】
・CNN
https://www.cnn.co.jp/fringe/35198378.html
・BBC NEWS JAPAN
https://www.bbc.com/japanese/64858798
・外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ic/ch/page1w_000121.html
・JCCCA
https://www.jccca.org/download/65455
・テレ朝news
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000291450.html
・WWFジャパン
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3517.html
・日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC286SL0Y3A220C2000000/
・isep
https://www.isep.or.jp/archives/library/13188


※この記事は、2023年4月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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