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2023.04.24

ChatGPTなど「AIに仕事が代替」 デジタル人材の半数超が影響あると考える

Getty Images

製造から医療まで、様々な領域でジェネレーティブ(生成)AIの活用が広がっている。中でもChatGPTは、テキストの生成や要約、翻訳に加え、プログラミングにも対応。ソースコードの出力や添削、定型的な要件定義までできるため、I️TエンジニアやデザイナーなどのIT人材からは、「自身の仕事がAIに代替されるのではないか」という声が聞こえてくる。

そうした中、ITエンジニアとデザイナー向けに副業・転職サービス「Offers」を運営するoverflowは3月末、同サービス登録者でChatGPTの利用経験があるI️T人材305名を対象に、「ChatGPTが与える業務への影響」についての調査を実施。

まず、ChatGPTを何に使ったかの質問については、6割超(62.3%)が「業務上の調べ物」と答え、最多に。他にも「業務上のメッセージ作成」(29.2%)や「プログラム作成 」(27.9%)、「ドキュメント作成」 (23%)が上位に並び、業務での利用を模索する動きがうかがえた(複数回答可)。

ChatGPTの印象については、「非常にポジティブ」(51.5%)と「ややポジティブ」(38.7%)、合わせてポジティブ派が90.2%に。「ネガティブ」派はわずか1.6%だった。

さらにChatGPTの発展を受け、業務がAIに代替されると思うかについては、「影響がある」と答えた人は52.8%で、半数超に(大きく影響がある24.3%、やや影響がある28.5%)。「まったく思わない」は4.9%にとどまった。

続けて「影響がある」と答えた人に、どのような点で影響があるかを聞くと、「単純な資料・データ整理はAIが行い、それを元に価値を見出す仕事が増える」や「エンジニアが少なくて済む」、「ユーザーサポート業務の削減」、「プログラミングの民主化」などのポジティブな声が並ぶ一方で、キャリア面では「簡易なタスクがAIに代替されることで、 ジュニアクラスが職につけない可能性がある」といった懸念の声も寄せられた。

プレスリリース

文=大柏 真佑実

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