“自分には自分に与えられた道がある。
どんな道かは知らないが、ほかの人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがいのないこの道。
他人の道に心をうばわれ、思案にくれて立ちすくんでいても、道はすこしもひらけない。
道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。
心を定め、懸命に歩まねばならぬ。
それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。”
<『道をひらく』(松下幸之助著、PHP研究所、1968年刊)より>
皆さんの東大での4年間が、皆さんだけのかけがえのない道を、悩みながら心を定めて懸命に歩む、その一番最初の充実した時間になることを、心からお祈りしています。
改めまして、おめでとうございます。どうもありがとうございました。
※なお馬渕氏からForbes JAPAN Web読者諸氏に向け、以下のメッセージをいただいた。
「私自身もまだまだ発展途上です。お互い心震える挑戦を重ねて、良い人生を生きましょう!」
馬渕俊介(まぶち・しゅんすけ)◎1977年米国ペンシルバニア州生まれ。2001年東京大学教養学部卒業(文化人類学専攻)、国際協力機構(JICA)入構。2007年ハーバード大学ケネディスクールMPP取得。2007~10年マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社、南アフリカ支社勤務。2011年ジョンズ・ホプキンス大学修士号取得。2011年世界銀行入行。2016年ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生博士号取得。2018年ビル&メリンダ・ゲイツ財団入団、デリバリー部門戦略担当副ディレクター(2018〜19年)、グローバル・デリバリー部門シニア・アドバイザー(2019年〜現在)、2020年10月〜2021年4月、COVID-19対応検証独立パネル事務局。