お金に関するトラブルを減らそうと、金融庁は金融教育の推進に努めています。2022年の「金融リテラシー調査」では、金融教育を受けた人と受けてない人との金銭トラブルの経験数が各段に違っていました。学校で金融教育を行うべきだと考えている人は70パーセントを超えるなど、日本国民の関心は高まっています。昨年から高校の家庭科で金融教育が始まりましたが、「おみせやさんごっこ」は5歳から6歳を対象としています。
ファイナンシャルプランナーにお金の相談ができるサービス「マネードクター」を展開するFPパートナーは、全国で認定保育園や認定こども園を運営する檸檬会と共同でこのプログラムを開発しました。「お金のことを知る」、「お金を作る、お金を得る」、「おみせやさんごっこ」、「まとめ」の4つのステップで構成された、最大で14日間の授業です。
子どもたちはお店の店長となり、仕入れ、開店準備、お金の計算、販売などを遊びながら学び、お金を身近に感じ、お金の価値に気づき、お金や商品の流れを実感することになります。檸檬会副理事長で教育学博士の青木一永氏らの監修によって作られた指導内容では、「一日だけで終わらない継続的な学び」、「実物に触れて感じる、知る、考える」、「探求につながるKEY Questionのデザイン」、「やってみたくなる/自分ごと化への工夫」が強調されています。
FPパートナーは、全国の幼稚園、保育園、こども園から依頼があれば、同社所属で幼児教育の研修を受けたファイナンシャルプランナーを派遣し、保育者といっしょにプログラムを開催するとのことです。
プレスリリース