産業用大麻「ヘンプ」は、究極のサステナブル素材?

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優れた耐久性


ヘンプは他の天然繊維に比べて丈夫で、引張り強度で綿の8倍、耐久性で4倍の強度を持つ。その耐久性の高さから、船のロープの素材として広く使用されている。
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天然の吸湿性や抗菌性、消臭性もあるため、ヘンプ製の衣服は長く着ることができる。

生地の質感がゴワゴワしてしまうという課題はあるが、近年は技術が進歩して細い糸が作れるようになってきている。

100%有効活用できる

ヘンプはほぼすべての部位を活用できる植物であり、衣服だけでなく、食品や化粧品、プラスチック、建材など、さまざまな製品へと生まれ変わる。

数万種類の商品ができるともいわれており、資源を枯渇させない持続可能な社会を実現するための鍵となり得る植物だ。
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衣・食・住・医療・エネルギーなど、幅広い分野での活用が期待されている。

私たちにできること

日本では「大麻」という名前から危険な印象があるが、今後はヘンプを用いた商品も増えてくると考えられる。

人気のアウトドアブランドPatagoniaは、廃棄物を最小限に抑える高度な技術を持つ生産者とのパートナーシップを組み、ヘンプ・コレクションを展開している。

ヘンプ製品を見つけた際は、この記事に書かれていたことを思い出し、検討してみてほしい。

【参考】
・びんちょうたんコム
https://www.binchoutan.com/hemp/info.html
・ASAFUKU
https://asafuku.jp/hpgen/HPB/entries/1.html


※この記事は、2022年6月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。

文=エシカルな暮らし編集部

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