そんなチェックリストも、これさえ合えばリストを大幅に削減できるという資質が1つある。知性だ。知的なつながりを2人で構築できる知性あるパートナーは、あなたの恋愛関係の質を高める切り札になるかもしれない。
感情的、認知的に知的なパートナーという存在が、あなたの人間関係に欠けていたピースであるかもしれない3つの理由を、メンタルヘルスの研究が教えてくれる。
#1. コミュニケーション能力がある
カップルの関係における問題のほとんどが、コミュニケーションの断絶にあることを初めて教えてくれるのはセラピストだろう。これは、恋愛関係の問題は素直で効果的なコミュニケーションを通じて解決されることが多いことを意味している。そしてそれは、強い知的要素をともなうつながりの中で起きることが多い。知的に同等な相手を見つけることで、手の内のカードがすべてテーブルの上にあることが保証され、誤解はほとんどなくなる。知的なつながりは長続きする傾向があり、短期的な関係においては、肉体的魅力のような資質が男女どちらにとっても重要であるという研究結果がある理由もおそらくそこにある。
効果的に日ごろの衝突を解決することができれば関係を長続きさせることが可能なだけでなく、知的好奇心を刺激するような会話も生まれる。互いに感情的にも知的にも同等な2人の人間は、まったくありふれた雑談でさえ、満足感のある広大な体験へと変えることができる。
#2. 互いに知性を補完できる
異なる人生経験により、独自の知性と考え方が生まれる。Frontiers in Psychology(フロンティア・イン・サイコロジー)に掲載された研究は、感情的な能力に深く関わる資質である「英知」は、男女で異なる形として現れることがあり、それは文化的や社会的な理由によるものであることを示した。あなたがパートナーに決断力と実用性の強さを見せ、パートナーは共感や思いやり、あるいは別の社会的能力を見せるかもしれない。
これによってあなたは、1人ではなし得なかったところまで能力を伸ばせるかもしれないのだ。自分と異なる補完的な世界観に接することで、人生は刺激的で豊かなものになる。
#3. 常に進んで学ぼうとする
知的なつながりには、変わることへの欲求を促す力がある。おそらく「知的」な人間であるかどうかを試す真のテストは、自分の知力の限界をどれほど理解しているかだろうと、Personality and Individual Differences(パーソナリティ・アンド・インディビジュアル・ディファレンシーズ)に掲載された研究は示している。健全で長期的な関係は、知的で謙虚な姿勢の上にかたち作られるのが普通だ。それはすなわち、ものごとに関する考え方を変える柔軟性と、そうすべき時を知る能力だ。柔軟で、反対意見を聞く耳を持ち、二元的思考を嫌い、誤っている可能性を誠実に受け入れられるパートナーこそが、謙虚さを示すことができる。謙虚さの染み込んだ絆は、両方のパートナーが「見られている」「聞かれている」と感じられる関係を作り出す。
結論
知的パートナーを探したり、自分がそうなるために大切なのは、高い知能指数や複数の学位を持つことではない。ほとんどの場合、大切なのは自分の人格を成長させ、真の好奇心と共感をもって2人の関係に向き合うことだ。(forbes.com 原文)