ライフスタイル

2023.02.08 10:00

ブリックリンで思い出す、美容の「美」の力

鈴木 奈央
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ブルックリン(筆者提供)

マンハッタン島からブルックリン橋をわたった先に、「DUMBO」という地域がある。「District under the Brooklyn Bridge Overpass」の略である。映画の撮影にもよく使われ、「Once Upn a time in America」や「Two weeks notice」のパーティシーン、アン・ハサウェイ主演の「マイ・インターン」のロケ中心地がこの地域である。

その東側に広がるのが、ウィリアムズバーグ地区だ。かつて、この地で創業した「Brooklyn Industries」というストリート系アパレルブランドの手伝いをしていたこともあり、よく行っていた。

“North 7th St”が当時のストリート系の溜まり場でもあり、ストリートアートの最先端だった。20世紀初頭からあり、映画にも度々登場する工業的な街角で何度撮影をしたことか。このあたりのレンガ倉庫と鉄道建築を前で撮影するとなんでもおしゃれに見えたが、夜は観光客がいない、日本人もゼロの地域だった。

あれから20年以上がたち、コロナも落ち着き、この辺りにも人の流れが戻ってきているようだ。日本からも観光客が訪れ、インスタグラムにも多数の“おしゃれスナップ”がアップされている。

今となっては最先端のこのブルックリンに、日本でDean & Delucaを経営するWelcomeグループが昨秋、CIBONE・NY店をオープンした。日本のインテリアショップが、世界の富豪と目利きが住むNYで、日本のクリエイティブなものづくりを紹介している。


(c)CIBONE・NY

インテリアやアートピース、うつわなど、「食」を軸に持ちながら、美しい生活道具の数々を揃えたショップだ。円安の今だからこそ、日本が産み出すモノづくりの国際価値を広めて、本場で成功して欲しい。NYに新しい価値観をぶつけてほしい。

個人的にいつも残念に思うことがある。日本の多くの企業が、海外から雑貨を輸入、ライセンス販売をして成功しているが、逆に海外に日本のものをもっていくプッシュ型の会社が本当に少ない。小売メーカーこそ海外に攻めて、もっとメジャー挑戦してほしい。
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文=朝吹 大

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