こびを売ることなく上司との関係を良くする方法

Getty Images

上司と良好な関係を築くことは誰であれ必要だが、上司にこびへつらっているように見られ、ゴマすりばかりしている人だというレッテルを貼られることは避けたいものだ。

上手に上司との関係を構築するには、誠実さと裏表のなさが重要になる。有能なリーダーは、おべっか使いと優れた人材との違いを見分けられる。周囲の同僚も同様だ。以下に、上司を純粋にサポートする方法を紹介する。

・上司について知る

上司に関するリサーチを可能な限りすること。ネットで情報を収集すると同時に、自分の観察眼も駆使する。上司のデスクにある物に注意を払い、上司が嫌いなもの、情熱を注いでいるもの、特定のトピックに関してどんな意見を持っているかを知っておくこと。その人についてよく知れば知るほど、より有意義な形でサポートできるようになる。

・欠かせない存在になる

自分が絶対に必要不可欠な人材になることが大切だ。いなくなったら非常に困るような存在になること。上司が本当に必要とし、高く評価してくれるような行動を、チーム内で最も上手にこなせるようになろう。例えば、プレゼンをすること自体は好きだがスライド資料の作成が嫌な上司に対し、自分が得意とするパワーポイントやキーノートの資料作成を申し出よう。

・キーとなる人々の間で有名になる

上司が自分のいないところで別の人々と仕事をしている時に、自分の名前が(良い意味で)話題に上るようにしよう。常に自分の価値を発揮し、適切な人々をサポートし続ければ、自己アピールをせず自分の価値を売り込むことができる。

・自立しつつも目立つ存在になる

上司は忙しく、ストレスを抱えているものだ。米調査会社ギャラップによれば、米国の管理職のストレスレベルは新型コロナウイルス流行開始から現在に至るまで上昇を続けている。仕事の一つ一つに上司の確認が必要な手のかかる部下にならないようにしよう。本当に必要な時だけ上司の指示を仰ぎつつ、しっかり目立つ形で価値を発揮すること。

次ページ > 要望ではなく提案をする

編集=遠藤宗生

ForbesBrandVoice

人気記事