環境問題に関心を持つようになり、人間関係で悩んでいるという声が多く届くので、ぜひコミュニケーションの参考にしてほしい。
01. 相手を否定しない
相手が環境問題に関心を示さなかったり、危機感が薄かったりすると否定したくなるかもしれないが、そこで否定すると壁を作ってしまう。
地球規模の環境問題を解決するには、世界中の人々が団結しなければならない。
分断を生まないよう、相手の価値観を受け入れ、相手に寄り添って会話を展開しよう。
02. 変化を強要しない
ほとんどの人は、他人に強要されたことに取り組みたいとは思わない。たとえ始めたとしても、長くは続かない可能性が高い。
変化に対してネガティブな印象も与えてしまうため、友人が環境問題について周りに広めることはないだろう。
また、変化しない人を共通の敵とみなし、環境問題の意識が高いコミュニティの結束を強める行為は、分断を生むので避けることが大切だ。
03. 事実を話す
感情的に話すことで人の心が動くこともあるが、環境問題への関心がない人からすると「思い込みじゃない?」と半信半疑になってしまう。
信頼できる情報源からデータを収集し、根拠を示しながら話すことで危機感が伝わるはずだ。
「お肉を1食我慢すると〇〇kgの資源が守れる」といったように、定量的な効果がわかったほうがモチベーションも上がるだろう。
04. 「楽しさ」を伝える
私たちのモットーは「無理なく楽しく」。
エシカル無関心層の行動を変えるには「正しさ」よりも「楽しさ」を伝える必要があると考えている。
自らが手本となって地球にやさしい暮らしを実践し、その魅力を伝えていこう。
「サステナブル=イケてる」という風潮を高め、大きなムーブメントを起こそう。
05. 相手の話を引き出す
相手との間に知識量の差があると独りよがりの会話になってしまいがちだが、一方的な会話ほどつまらないものはない。
適度に相手の意見や考えを聞き、理解を深めていくことが大切である。
知識がないほうがフラットな視点で意見を述べてくれるので、新たな気づきを与えてくれるだろう。