これは、ライブチャットを提供する英企業マニーペニー(MoneyPenny)の調査により判明したことだ。同調査は、さまざまな年齢や性別、職業にわたる約1000人の労働者を対象とし行われた。
18~24歳を除く全ての年齢層で最優先事項として最も多く挙げられたのは、稼ぎを増やすことだった。18~24歳の優先事項1位は「仕事を得ること」だったが、稼ぎを増やすことはそのわずか2パーセントポイント下だった。
また同調査では「2022年に自分に課したキャリア目標を達成した」という文が自分に当てはまると回答した人は半分以下(男性の42.6%、女性の36.6%)だった。2023年に設定したキャリア目標を達成したい人のため、ここでは今実践すべき5つの行動を紹介する。
1. 年末に落胆している場面を想像し、その理由を考える
大半の人は、潜在的に得られるものより潜在的な痛みが強い動機となる。そのため、目標を達成できない場合の後悔について考えよう。
こうすることで、どれくらいの昇給や昇進を求めているかや、充実したワークライフバランスがどのようなものかなど、何が必要かを具体的に考えることができるはずだ。適切な計画を立てられるよう、目標を具体的に測る基準が必要だ。
2. 今すぐ始められることを考える
目標に向かって取り組みを続けるには、早いうちに勢いをつけることが重要だ。誰もが取れる行動は、従うべき成功の手本を見つけることだ。
会社で昇給や昇進を受けた人の中で、自分が踏んだステップを共有してくれる人はいるだろうか? こうした人の具体的な戦略があなたにも通用するとは限らないが、会社でどのようなプロセスになっているかや、交渉の余地がどれくらいあるかについて感覚をつかめるだろう。(昇給や昇進が得られた複数の人に話を聞ければさらによい)
ワークライフバランスについては、あなたが求める勤務スケジュールの人(どのように交渉したのか)や、いいなと思うルーティンの人(そうした習慣をどのように構築したか)が手本となるかもしれない。
3. どのようなリソースが役に立つかを考える
こうした最初の行動を実践することで、交渉など取り組みが必要なことや給与データの比較など必要な情報があることに気づくかもしれない。欠けているものや、どのようにしてこうしたスキルを身に付けたり情報を集めたりするかについてのアイデアをリストにしよう。これが調査すべき項目リストになる。
こうしたスキルの中に仕事で役に立ちそうなものがあれば、社内トレーニングや、社外コースのための給付金が会社にないか確認しよう。