カッコよすぎる国産VRヘッドセット「MeganeX」 着脱しやすいメガネタイプ

プレスリリースより「MeganeX」

いつでもサッとメガネを掛けるだけでメタバースと現実の世界を行き来できるようになりそうです。

Shiftallは、SteamVRに対応したメガネタイプの超軽量VRヘッドセット「MeganeX」とビジネスでの現場利用を想定したモデル「MeganeX Business Edition」の2種を、今春に発売することを発表しました。価格はMeganeXが24万9900円、MeganeX Business Editionは未定となっています。


解像度は5.2K(片眼2560×2560ドット)で10bit HDRカラー対応の米Kopin社のマイクロOLEDディスプレイを搭載。パナソニック独自開発のパンケーキレンズを組み合わせ、メガネタイプのコンパクトなボディながら高精細・高画質な映像表現が可能となっています。スピーカー内蔵の折りたたみフレームにより、持ち運びも非常に楽で、重量はMeganeXが約320g、MeganeX Business Editionは約330gとなっています。

Snapdragon XR1 Platformを搭載し、頭の動きに移動を加えた6DoFに対応。USB-CケーブルでPCと接続してSteamVR対応のゲームなどをプレイできます。メガネレンズ対応アダプターが付属し、MeganeX Business Editionは視度調整も備えているので、視力の悪い人でも利用可能。また、MeganeXは額のパッドで支えるのに対し、MeganeX Business Editionはメガネと同様に鼻で支える構造となっており、より着け外しが楽になっています。

Shiftallは、このほかにVRコントローラー「FlipVR」も発表しています。手に装着し、通常は手のひら側に操作パネル(操作ボタン・ジョイスティック・トリガー類)が、手首をひねるだけで、手の甲側にフリップする仕組みで、メタバースの世界と現実の世界を手軽に切り替えられるようになっています。



これまでのVRコントローラーは、握るタイプがほとんどのため、例えば現実世界で飲み物を飲むときは、コントローラーを一度手放す必要がありました。そうすると、メタバースの世界ではコントローラーのトラッキングがおかしくなるため、動きが不自然になってしまいます。

そういった事象を回避する仕組みで、MeganeXでの利用はもちろん、Lighthouse対応のVRヘッドセットと組み合わせても利用できます。発売は2023年内で価格は未定となっています。

個人的にはワイヤレス接続だとさらにいいのですが、大友克洋さんの劇画に出てきそうなデザインがそそられます。これまでのゴツいゴーグルではなくメガネタイプが普及すれば、メタバースの世界がより身近になるかもしれません。

文 = 飯島範久

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事