① 設定温度を1度下げるだけで約10%の節電
まず、温度設定を1度下げるだけで、約10%の節電になります。普段なら22度に設定しているのであれば、21度、20度ぐらいに設定し、もし寒く感じるのであれば、厚着をするなどして保温するといいでしょう。
② 湿度を保てば体感温度も上がる
次に、湿度を40%~60%にすると、体感温度を上げられます。冬は乾燥しやすいので、ほどよく加湿すると、同じ設定温度でも暖かく感じるはずです。
③ 室内の空気を循環させる
暖かい空気は上昇するため、床と天井では温度差が発生します。そのため、エアコンの温度センサーが先に働いて、床が暖まる前に運転を弱めてしまうケースがあります。もし加湿型空気清浄機やサーキュレーターを置いて空気を撹拌するのであれば、エアコンの向かい側の壁際に置くといいでしょう。
④ 短時間の外出ならオンのママ
これは冷房でも同様ですが、寒くなった部屋を設定温度に上げるのがいちばん電力を消費します。そのため、エアコンの温度調整によってある程度一定に保つようにしておいたほうが、節電につながります。ちょっとした外出であれば、つけっぱなしで出かけましょう。
⑤ 定期的に室内機のフィルターを掃除
エアフィルターは、空気中のホコリが室内機内に入らないようにするもの。ここにホコリが溜まっていると、風の通りが悪くなり、消費電力の増加につながります。こまめに掃除することがポイントです。
⑥ 買い替えるなら省エネ性能の高い製品を
エアコンのカタログには、「通年エネルギー消費効率」や「省エネ基準達成率」が高い製品ほど、より省エネ性能が高いものになっています。エアコンは10年間の使用を想定しており、省エネ性能と価格を天秤にかけ、長い目で見て判断することをおすすめします。
過剰な円安は一段落してきてはいますが、光熱費に反映されるのはまだまだ先の話。ちょっとでもエアコンの利用を工夫して、家計の負担を軽減したいところです。