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ビジネス

2022.12.05

ツイッターの「陰謀論」を強調する内部文書をマスクが公開

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Getty Images

イーロン・マスクは12月2日、外部のジャーナリストを通じて「ツイッター文書」と彼が呼ぶ内部資料を公開した。

この文書は、2020年の大統領選挙の直前にツイッターが、バイデン大統領の息子のハンター・バイデンの疑惑を巡る報道を抑圧したと主張する内容のもので、ジャーナリストのマット・タイービが連続ツイートの形で投稿した。

タイービは、ツイッターの内部のやりとりを記録したこの文書を「人間が作ったマシンが制御不能になったフランケンシュタイン的物語」と呼んでいる。

この文書は、2020年10月のニューヨーク・ポストの記事の拡散を抑えるために、ツイッターの社員が「異常な手段」を取ったことを示唆している。ポスト紙は独自に入手したEメールやテキストを引用し、バイデンの長男のハンター・バイデンが、父親の影響力を利用し、ウクライナと中国で事業を行っていたと指摘した。同紙はさらに、当時副大統領だったバイデンがそこから不正な利益を得たと主張していた。

マスクとタイービが公開した文書によると、ツイッターの社員らは当時、「ハンター・バイデンが修理に出したノートパソコン内部のデータ」とされるこの記事の情報源が、ロシアのハッキングによるものかもしれないと懸念し、記事の拡散を抑制するかどうかを議論したという。しかし、彼らは最終的に、この情報がロシアやその他の第三者から得たものであるという証拠がなくても、内部の「ハッキングポリシー」に基づいて記事の抑制を決定したという。

記事の抑制は当時のCEOのジャック・ドーシーが知らないところで行われたが、ドーシーは後にこの記事の抑制を認め、それが誤りだったと議員らに述べていた。

タイービはまた、ツイッターの内部のシステムが左派の主張に大きく傾き、共和党よりも民主党の要求を聞き入れる余地のほうが多かったと指摘している。

マスクはこの文書の公開の前から、「自由な言論の抑圧」を示す証拠が明るみに出ることをほのめかしていた。「ツイッターによるハンター・バイデンの記事抑圧の真相を公開する」と彼は2日にツイートした。

ツイッターの元安全性担当のヨエル・ロスは、先週初めに記事の抑制が、ハッキングを懸念した結果だったと主張したが、彼自身はこの決定に反対だったと述べていた。

タイービは、この文書の公開に際し、「私が見た限り、ノートパソコンの件に政府が関与した証拠はない」と述べており、報道を抑制する動きにFBIが関与したという共和党の陰謀論を退けようとしている。それにもかかわらず、マスクは根拠を示さずに、「ツイッターは政府からの命令で言論の自由を抑圧した」と別途ツイートした。

forbes.com 原文

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編集=上田裕資

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