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2022.12.02 08:00

アリババ支援のEVメーカー「Xpeng」が苦戦、四半期460億円の損失

Getty Images

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アリババが支援する中国のEV(電気自動車)メーカー「シャオペン(Xpeng、小鵬汽車)は11月30日、最新の四半期決算でも財務的に苦戦し、9月30日までの3カ月間の損失が、前年の14億9000万元から23億8000万元(約460億円)に拡大したと発表した。同期間の売上高は前年同期比19%増の68億元だった。

シャオペンはまた、共同創業者で社長のHeng Xiaが執行役員を辞任したと発表した。Xiaは「会社の組織再編と個人的な理由」で辞任したというが、社長としての職務は継続するという。同社の株価は、BYDやテスラなどのライバルとの激しい競争や、中国経済の成長の鈍化を受けて、過去1年間に85%以上下落している。

2014年設立のシャオペンは、2020年8月にニューヨーク証券取引所に上場し、約15億ドルを調達していた。IPO時点で15ドルだった同社の株価は、2020年11月に72ドルまで高騰したが、今年11月末には7ドル付近に低迷し、今回の発表を受けて約10ドルに上昇した。

フォーブスはシャオペンの共同創業者でCEOのヒー・シャオペン(He Xiaopeng、何小鵬)の現在の保有資産を13億ドルと試算している。

現在45歳のヒー・シャオペンは連続起業家として知られ、2004年にモバイルブラウザのUCWebを共同創業し、2014年にアリババに売却していた。現在38歳のXiaは、2008年から2014年まで広州汽車集団(GAC)に在籍し、EVやスマートカーのコントロールシステムの開発を手掛けていた。

4月の申請書によると、アリババはシャオペンの約11%を保有している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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