シャオペンはまた、共同創業者で社長のHeng Xiaが執行役員を辞任したと発表した。Xiaは「会社の組織再編と個人的な理由」で辞任したというが、社長としての職務は継続するという。同社の株価は、BYDやテスラなどのライバルとの激しい競争や、中国経済の成長の鈍化を受けて、過去1年間に85%以上下落している。
2014年設立のシャオペンは、2020年8月にニューヨーク証券取引所に上場し、約15億ドルを調達していた。IPO時点で15ドルだった同社の株価は、2020年11月に72ドルまで高騰したが、今年11月末には7ドル付近に低迷し、今回の発表を受けて約10ドルに上昇した。
フォーブスはシャオペンの共同創業者でCEOのヒー・シャオペン(He Xiaopeng、何小鵬)の現在の保有資産を13億ドルと試算している。
現在45歳のヒー・シャオペンは連続起業家として知られ、2004年にモバイルブラウザのUCWebを共同創業し、2014年にアリババに売却していた。現在38歳のXiaは、2008年から2014年まで広州汽車集団(GAC)に在籍し、EVやスマートカーのコントロールシステムの開発を手掛けていた。
4月の申請書によると、アリババはシャオペンの約11%を保有している。
(forbes.com 原文)