子供のうちから旅の「予習」の習慣を
さらに、2022年9月からは、「星野リゾート リゾナーレ」では、旅行ジャーナリストの村田和子さん協力による「旅育」の取り組みも開始されました。
・家族全員で家族旅行の計画を立てる
・旅先では子供が1人で過ごせる時間を作る
・その土地ならではの体験で、子供の関心の芽を育む
・旅を思い出にして語り合う
といった旅育ポイントを実現しやすいよう、様々なアクティビティやプラン、しかけが用意されています。
例えば、つい親主導で決めてしまいがちな旅のプランですが、旅の準備段階から子供も積極的に参加できるように、リゾナーレ那須のホームページには子供用のページが用意されていて、クイズを楽しみながらリゾナーレ那須の施設やアクティビティについて理解を深めることができるようになっています。
この効果は絶大で、我が家の5歳の長男はクイズを覚えてしまうくらい繰り返し解き、「ここに行きたい」「これやってみたい」など、旅行前のモチベーションがとても向上していたのを感じました。
CA時代、フライトを通して各地を旅する中で感じたのが、旅をより楽しみ、実り多きものにするためには「予習」がとても大事だということ。
機内でお客様とお話する中で驚いたのが、旅慣れているお客様こそ、事前に入念な下調べをされている方が多いということ。特に海外の方は、日本人に比べて事前知識がとても多いと感じました。とあるラグジュアリーホテルに勤務されている方は、海外のお客様の方が主体的に楽しもうという想いが強いと話されていました。
私自身、以前は「旅に行くということだけで非日常の体験ができ、色々学べるはず」と考えていましたが、そのような経験の中で、予習の大切さを学びました。
予習をすることで「ただその場に身を置きサービスをしてもらう」という受け身の姿勢ではなく、「その土地や施設の魅力をいかに引き出して体験するか」といった主体的な楽しみ方に繋がるのではないでしょうか。
実際に、今回長男は事前に予習をしていたことで、施設に着いてからも「ここでこれをやりたい」と自発的に行動できていましたし、他にもどんなアクティビティがあるかが頭に入っていることで、「もっともっと」ということも少なく、時間配分を意識できていたように感じました。
そのような習慣を子供のうちから身につけることができるしかけが用意されているのは、親にとってとてもありがたいですよね。