また、価格の上昇と同時に、iPhone 14の下取り価格がiPhone 13の2倍の速さで下落していることが、いわゆる「Apple税」の価値を低下させる危険もある。世界的なインフレやエネルギー価格の上昇、いくつかの主要市場における生活費の高騰を考慮すると、アップルがProモデルに依存することは危険な賭けだと言えそうだ。
それでも、アップルにはまだ十分な時間がある。縮小する市場の中で、アップルはプラス成長を続ける唯一のスマートフォン・メーカーであり続けているからだ。少なくとも、今のところは。しかし、iPhoneに限らずMacBook AirやiPadの価格設定やポジショニングについても疑問が投げかけられている。
アップルのファンは忠誠心が強いことで知られているが、その忠誠心が今やゆらぎ始めたという懸念もある。アップルがこの状況にどう対処するかに、注目が集まっている。
(forbes.com 原文)