フィットテックはまず足のスキャンを行い、世界中で足の形やサイズに関するデータを回収する。こうした足の3Dスキャンのデータベースは、ボリュメンタルの小売提携企業により、フィットテックの購入データと照合される。
高度なアルゴリズムがこうしたデータを分析し、サイズとスタイルの提案情報を作成する。買い物客は3Dスキャンに基づきプロフィールを作成する機会が持てるため、ロイヤルティプログラムやメールの販促活動に短時間で加わることができる。
ランニングシューズを販売するフリートフィート(Fleet Feet)のアレックス・トールマン小売体験責任者は、同社の顧客の約75%が店舗でスキャンを受けていると語った。
「消費者は、自分の真の靴のサイズが自分がこれまで考えていたものと違うことに気づいていて、これが非常に頻繁にある。特に興味深いのは、自分の足が幅広であることに気づかない人がいることだ。こうした人は、靴の前方の幅に余裕を持たせるため長過ぎる靴を履いていることが多い」(トールマン)
またトールマンは「スキャンの後は顧客にそれを見せる。客は靴の先につまづくことなく、より幅広で自分に合った靴を履くことができる。当社は靴の幅に大きな機会点があることに気づいたため、幅広の靴の商品提供を大幅に増やした」と説明した。
(forbes.com 原文)