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2022.10.01 17:00

10代の天才を発掘する世界的プロジェクト「Rise」が第2期生を発表

エリック・シュミット / Getty Images


優れた才能は16歳までに現れる


推定175億ドル(約2.5兆円)の資産を持つシュミット夫妻は、シュミット海洋研究所や、シュミット・ファミリー財団などの慈善活動に、すでに約7億5000万ドルを寄付している。Riseプログラムは、夫妻が英国の慈善団体ローズ・トラストと提携し、未来のチェンジメーカーを育成するために2019年に立ち上げた取り組みだ。「優れた才能は16歳までに現れる」とシュミットは述べている。
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Riseプログラムの受賞者には、4年制大学へのフルライド奨学金(大学に関連するすべての費用をカバーする奨学金)に加え、メンターシッププログラムや、他の受賞者との交流の機会が提供される。さらに受賞者は、自身が設立した非営利団体への助成金や、社会的企業を立ち上げるためのシード資金を申請することも可能だ。

今年は約1万3000人がプログラムに応募し、受賞者の国籍は47カ国に広がっている。Riseプログラムがカバーする分野は、科学やテクノロジーなどに限定されず、ルーマニア出身の10代のReese Andrei Stoicaはトランスジェンダーに特化した雑誌を作っている。また、ナイジェリア出身のAsher Segun-Olasanmiは、精神疾患に関する偏見に立ち向かおうとしている。

シュミット夫妻は、このような10代の若者たちを集めることで、何らかのブレークスルーを起こせると考えている。
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「20年後、このプログラムに参加した世界中の人々が友人となり、互いを知り、生涯にわたってリソースを共有するとしたら何が起こるだろう。それは、世界にポジティブな変化をもたらす強力なパワーになるはずだ」とウェンディは語った。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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