5.「地産地消」が基本
日本は南北に細長く、海や山に囲まれた地形から地域ごとに風土が異なり、各地に「郷土料理」が存在する。
郷土料理はそれぞれの地域で採れる伝統的な食材を使用するため、自然と地産地消を実践することができる。
今の日本は海外から多くの食品を輸入しているため、地元で生産された食材を地元で消費することで輸送距離が短くなり、輸送にかかる環境負荷を削減できるのだ。
6. 一汁三菜で五大栄養素が補える
いくら環境にやさしくても、食事の栄養バランスが悪ければサステナブルとは言えない。
和食は「一汁三菜」というスタイルを大切にしており、国産のスーパーフードをたくさん取り入れることができる。
例えば、納豆やぬか漬けなどの発酵食品、発芽玄米、海苔、甘酒、抹茶などがあり、正しい一汁三菜を意識すれば、1食で五大栄養素を補う献立も立てられる。
日々の食事に和食を取り入れよう
私たちが変えられることの中で、特に大きなインパクトを与えられるのが「食事」である。
和食はヘルシーで地球にやさしく、何より美味しいので、日本人として文化を残していくためにも日々の食事に取り入れてみてはいかがだろうか?
ファストフードが普及する現代において、改めて和食、そして文化の素晴らしさを見直すきっかけにもなるだろう。
地産地消コーナーを設けているスーパーも多いので、ぜひ一度利用してみてほしい。できることから無理なく始めていき、世界的に注目されるべき文化の追求を通して、一人一人がおもてなしできる社会を目指していきたい。
【参考文献】
・https://www.env.go.jp/water/virtual_water/
・https://www.fao.org/news/story/en/item/197623/icode/
※この記事は、2022年4月にリリースされた「エシカルな暮らし」からの転載です。