小さな町に大群衆が押し寄せたため道路が大渋滞して交通はマヒし、観客どころかヘリコプターでなければ出演者も会場にたどり着けない状態でした。食料品などの供給はストップし、チケットを持たない若者たちの殺到を抑えきれなくなったことでフェスは結局フリーライブと化し、大雨に見舞われて会場は泥だらけ。ドラッグの過剰摂取で1名が死亡し、会場で出産する人まで現れます。
大勢の死傷者が出てもおかしくないかなりカオスな状況だったにも関わらず、参加者たちは食べ物をわけあうなどしてお互いに助け合い、大きな混乱は起きませんでした。
ステージに立ったのは、交通渋滞によるスケジュールの混乱で急遽トップバッターを務めたリッチ―・ヘブンスを皮切りに、ザ・フ―、サンタナ、ジャニス・ジョプリンなど、そうそうたる顔ぶれ。最終日のトリはジミ・ヘンドリックスが飾りました。
とはいえ、彼が登場したときにはもう4日めの朝になっており、多くの観客は帰ってしまったあとだったそうです。このときに演奏されたアメリカ国歌「星条旗」もまた、ウッドストック・フェスティバルとともに伝説となっています。
かう機会が多い社会人をターゲットにして「サラサ ドライ」を売り出し、累計販売本数600万本という大ヒットとなりました。
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