同業他社であるファッションファイル、ザ・リアルリアル、ヴェスティエール・コレクティブ、さらには、使いやすさを武器にするフリマアプリのディポップやポッシュマークが人気を集め始めていることから、リバッグは、“他にはないデザイナーズブランド”を取り揃えることに力を入れている。
リバッグのチャールズ・ゴーラ(Charles Gorra)最高経営責任者(CEO)によると、リバッグには創業当初から、取り扱いカテゴリーの拡大を求める消費者の声が寄せられていたようだ。
「とくに要望が多かったカテゴリーの一つがシューズだったので、我々はもちろん、その声に応えた。当社は、ラグジュアリー・ブランドのハンドバックやアクセサリー、高級ジュエリー、ウォッチを、細心の注意を払って調達しているが、それと同じ姿勢で、最上級のデザイナーシューズや厳選されたアパレル商品を取りそろえていく」とゴーラは述べ、買取についても同様にカテゴリーを拡大するとした。
ブランドとしては、リバッグですでにおなじみのシャネルやグッチ、エルメス、ルイ・ヴィトン、フェンディなどを扱う予定だ。
それに加えて、ニュー・ラグジュアリーのアディダス、バルマン、コモン・プロジェクツ、メゾン・マルジェラ、マノロ・ブラニク、ナイキ、ジョーダン、イージー、リック・オウエンス、ヴェトモンなども新たに受け入れ、品揃えの魅力を強化していく。
リバッグは買取時に、現行の需要やトレンド、小売価格、過去のデータなど、さまざまな要素を分析して査定を行っている。今回のカテゴリー拡大にあわせて、限定商品などがもつ希少性も、新たな査定材料になるだろう。
「ナイキやイージーなどが限定商品を発売すると、長蛇の列ができる。よって、一次市場で欲しい商品が入手できなかった消費者や、フェンディとアーティストのジョシュア・ヴィーダスがコラボしたCalifornia Sky、シュプリームとルイ・ヴィトンがコラボしたベースボールシャツなど、限定アパレルコレクションが欲しい人は、リバッグで手に入れられる可能性がある」とゴーラは言う。