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2022.07.31 08:30

高級バッグ再販の「リバッグ」、衣類やシューズも取扱開始

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リバッグの買取サービスでは、売り手側は、商品が売れるのを待つ必要がない。価格は迅速に決定され、査定が済み次第、支払いも迅速に行われる。支払いは、小口決済システムのACH(Automated Clearing House)ネットワークや小切手、またはリバッグ・クレジットへの入金というかたちで、速やかに行われる。買い手側も、リバッグ独自の価格査定ツール「Clair」のおかげで、出品商品を適切な価格で購入できる。

二次流通では、同種の製品であっても、最初の価格が維持されない傾向がある。とくにザ・リアルリアルは最近、利用者に対して、買取価格の(定価に対する)割合を引き下げる旨のメールを送信した。利益率の低さに対して、売り手から不満の声があがっている。

ゴーラは、以下のように説明する。

「リバッグは、業界最高レベルのツールを導入しているので、買い手側は安心して購入できる。それらのツールがあることで、十分な情報や知識を得たうえでラグジュアリー商品を購入するか否かを決断することができる。また、商品をトラッキングする『Clair Code』を使えば、ブランドやモデルを個別に識別できることから、商品の価格変動を簡単に確認できる。ちょうど、車の個体識別番号や車種などの情報から、自動車の売却価格を調べられる『ケリー・ブルー・ブック』を使うことに似ている」

「売り手側も、リバッグのClair技術を役立てることができる。Clairは、無数のデータポイントから、ブランド商品の再販価格を決定するツールであり、即座に支払いを受け取ることができる。リバッグの『Trade』は、買い取ってほしい商品の価格と、購入したい商品の価格の差額を、一度の取引で決済するプログラムで、賢く買い物をしたい消費者向きだ。このプログラムを利用すると、リバッグ・クレジットが15%上乗せされるほか、ほとんどの州で非課税となる」

リバッグはD2C形式だが、一次流通市場では、小売店と提携して限定イベントも実施している。2022年に入ってからは、ラグジュアリーファッションを扱うEコマース「モーダ・オペランディ」と提携し、独自のデジタル・トランク・ショーを開催した。

ゴーラは、このトランク・ショーについてこう説明した。「リバッグがモーダ・オペランディの顧客に披露した希少価値の高いハンドバックは115点以上に上る。そのなかには、エルメスやシャネルなどの一点ものや、モーダ・オペランディのバイヤーが3万点を超えるリバッグの在庫から厳選した商品などが含まれていた」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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