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2022.07.17 11:00

今年のiPhone 14シリーズは「最安モデル」が899ドルの見通し

Getty Images

これまでのリーク情報で、アップルが今年発売するiPhone 14シリーズのProモデルの価格は大幅に上昇すると報じられている。しかし、Proモデルだけではなく、最も安価な標準モデルの価格も引き上げられる可能性が浮上した。

ウェブドッシュ証券のアナリストのダン・アイブスは7月9日のThe Sunの記事で、次のようにコメントした。「我々はiPhone 14の価格が100ドル上昇すると考えている。サプライチェーン全体で価格が上昇しており、アップルは今回の新モデルでこれらのコストを消費者に転嫁する必要がある」

この見方が正しいのであれば、iPhone 14シリーズの価格は次のようになる。

iPhone 14:899ドル
iPhone 14 Max:999 ドル
iPhone 14 Pro:1099ドル
iPhone 14 Pro Max:1199ドル

100ドルの値上げは苦しいが、特に気になるのは今年の「シリーズ最安のモデル」の価格が、昨年のiPhone 13 mini の699ドルから、899ドル(約12万5000円)に上昇することだ。この30%近い上昇は、アップルが5.4インチのminiを廃止し、その代わりに6.7インチのiPhone 14 Max(14 Plusと呼ばれる可能性もある)をデビューさせるためで、その結果、今年の最安端末は899ドルの標準モデルのiPhone 14になる。

このような価格の上昇は消費者にショックを与えるだろうし、アップルは今年の最新端末の販売に苦戦するかもしれない。同社はこれまで前世代の端末を後継機の発売後に値下げして販売しており、今年も同様な戦略をとるのであれば、実質的なスペックがiPhone 14と同じiPhone 13の価格を799ドルから699ドルに下げることになる。また、699ドルで発売されたiPhone 13 Miniが599ドルになるかもしれない。

アップルは、2023年のiPhoneをLightningからUSB-Cに移行させるという噂もあり、筆者としては今年の最新端末へのアップグレードは見送るべきだと考えている。

編集=上田裕資

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