キャリア・教育

2022.07.12 20:00

コミュニケーションスキル向上のため、自問すべき3つのこと

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リーダーとして成功する上で、業界や役割にかかわらず重要なのは、優れたコミュニケーション能力だ。コミュニケーションに長けていれば、対人関係を強化し、信頼関係を築いて、クライアントや同僚、パートナーと自分自身とのギャップを埋めることでキャリアの成功へ向けた道を切り開ける。

また、優れたコミュニケーションとは、「感情的知性」を駆使して(自分と他人の)感情を認識・理解し、それを自身の意思決定に役立てることでもある。

しかし、感情的知性が非常に高いリーダーであっても、特にプレッシャーのかかる場面でのコミュニケーションに苦戦することがある。

競争の激しい環境では、自分の守備範囲内に入ってくる課題やメール、人物にはすぐに対応したいと思うもので、特に自分が同意や理解ができない事項に関連したものだと、直感的に反応してしまう。だがこれは、早まった言動と後悔につながるかもしれない。

コミュニケーションの達人は、過敏な反応と思慮深い対応との違いを心得ている。思慮深い対応の好例を示してくれる意外な人物として、コメディアンでテレビ司会者のクレイグ・ファーガソンがいる。彼は、言葉を発する前に、以下の3つの問いを自分に投げかけることを勧めている。

1. これは言うべきことか?


口を開いたりメールを送信したりする前に一度立ち止まり、それが本当に重要なコミュニケーションかどうかをよく考えてみること。もしかしたら、自分の意見を言いたいだけだったり、ゴシップやとっさの防御反応、思慮に欠けたコメントだったりするかもしれない。

これを見極めるためには「THINK」の法則を覚えておくとよい。自分が言おうとしていることについて、これは真実(True)か、役に立つ(Helpful)か、インスピレーションを与える(Inspiring)か、必要(Necessary)か、親切(Kind)かを確認する。THINKの多くに該当しないようであれば、言うべきではない。
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編集=遠藤宗生

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