2. これは自分が言うべきことか?
言うべきことだと決めたら、次はそのメッセージが自分から発信されるべきものかどうかを考える。その時の状況や、受け取る側との関係性によっては、同僚や直属の部下を介して伝えた方が良い場合もあるだろう。これは、言いにくい話題に限ったことではない。自分の部下である幹部を通じて良い知らせやフィードバックを通知させることにより、幹部と周囲の人々に、自分が幹部の判断を信頼し重視していることを示せる。
3. これは今、自分が言うべきことか?
自分から発信すべきだと判断しても、今すぐにすべきとは限らない。特に、関係者の感情が高ぶっている場合には、タイミングをよく考えよう。しばらく時間を置いてみることで、自分が発信する内容を再考し、改めてミーティングの場を設けて、思慮深い対応を考えらえるかもしれない。あるいは、そもそも反応をする必要がないことに気付くかもしれない。
発言の前に以上の3つを自問することで、メッセージをいつ、どのように伝えるかをより意図的に行うことができる。特にストレスのかかる場面や白熱したやり取りの中で自制心を示せれば、リーダーとして、そしてコミュニケーターとしての資質を示せるだろう。