会社で働いて得たスキルは、自営業になってから収入を得るため活用できるかもしれない。チームでは、あなたが弱い部分に強いチームメンバーを見つけることが重要だ。コンピューターネットワークにとても強いが、顧客獲得(マーケティング)については全く分からない人の場合、勤務していた会社にはマーケティングの専門家がいた可能性が高い。
一人で働く場合はあなたがマーケティングの専門家になる。
自分の弱みを理解することでそれを管理でき、成功のための絶好の機会を得られる。強みについて理解すれば、どの方向に向かうかを決められることと同じだ。
あなたは常に何かを改善することができる。どこから始めればよいかが分かったらなおさらだ。先述の例では、マーケティングのコンサルタントを雇うかマーケティング講座を受講することが開始点だ。
3. 自分の中核的能力は何か
中核的能力は、あなたという存在の内側の仕組みで、素晴らしい起業家になる原動力となるものだ。例えば、成功への揺るがない決意や未来を自分で管理する意志などがある。
カリフォルニア大学アーバイン校は成功する起業家の5つの中核的能力について次のものを挙げている。
・自分の運命を管理すること
あなたは人生を自分の思うがままに生き、誰かに何をするか指示されたり運命を決められたりする必要はない。
・他者をエンパワーできると信じること
自分一人で成功することはできないだろう。自分だけで何かを成し遂げるには、他者の強さを活用する必要がある。つまり、他者が自分の仕事をこなせるように力を与え、あなたはあなたの仕事ができるようにすることだ。
・身を守る知識を身に着けること
これは直感だ。つじつまが合っていることが何もない、あるいはあるべき姿に収まっていないように思える場合はその感覚に耳を貸すことだ。
・創造的になり説得力を持つこと
自分の意見を見つけてそれを自分独自の創造的な方法で表現することで、あなたに続くよう他者を説得する。あなたに協力するよう相手を説得することができなければ、成功は収められないだろう。
・絶対に諦めない
あなたには白旗はない。状況が厳しくなったら(そうなるはずだ)、成功のための解決策や変化を見つけるため深く掘り下げること。
中核的能力や強み、弱みについて考え、自分が自営業になりたい理由を完全に理解したら、決め手となる最後の問いは「自営業のメリットがその代償を上回るか」というものだ。