メダリストが専属コーチに。トータルフィットネスアプリ「SPORY」の画期的な仕組み

Chalermpon Poungpeth / Shutterstock.com


先にも述べたが、今後は食事管理やLiveストリーミング機能などのサービスの拡充に加えて、アスリート社員を擁する実業団や運営会社の従業員の健康支援に、このサービスが利用されることも丸山氏は視野に入れている。
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「アスリートのスポンサーとなっている企業で働く人の中には、必ずしも彼らを心から応援したいと思っている人ばかりじゃないのは事実です。でも、身近なアスリートの動画を見て健康が確保できれば、アスリートの価値は上がるし、従業員が彼らを応援しようというモチベーションのアップにもつながると思います」

まさに丸山氏が元アスリートだからこそ目指すアスリートの価値の向上が、世界中の人々の「心身の健康」につながっていく。それは決して遠い夢ではないように思える、力強い言葉だ。


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筆者が子どもの頃、野球選手になりたいとか、サッカー選手になりたいと夢を語る子どもたちは多かったように思う。しかし、現在、夢にスポーツ選手になることを挙げる子どもは明らかに減っているのだという。

それはひょっとすると、丸山氏の言うとおり、アスリートのセカンドキャリアが夢と希望に満ちたものに見えないことも理由のひとつかもしれない。だからこそ、こういったサービスや仕組みによってアスリートもユーザーも健康で幸せな日々を送れるようになれば、以前のようにスポーツ選手になる夢を追い掛ける子どもたちも増えていくかもしれない。


丸山和也◎スポリー代表取締役。栃木県栃木市生まれ、柔道の強豪校である東海大相模高校、東海大学柔道部で活躍。卒業後オーストラリアに渡り、ナショナルチームアシスタントコーチとして現地の代表選手を指導。帰国後、スポンサー活動や東京都レスリング協会理事等も兼務しながら、プロフェッショナル人材、アスリート、体育会系学生のキャリア支援を一貫して行うスポリーを創業。アスリートと共に世界中の人々の健康と自己実現をサポートするため、トータルフィットネスアプリ『SPORY』に注力している。

文=定家励子(パラサポWEB) 写真=吉永和久

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