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Costfoto/Barcroft Media via Getty Images

中国の北京に本社を置くシャオミ(Xiaomi)が初めて、市場シェアでアップルを抜いて世界第2位のスマートフォンメーカになったと、調査会社カナリスが7月15日発表した。

カナリスのデータによると、2021第2四半期のシャオミの出荷台数は前年同期比で83%増加し、世界における市場シェアは17%に拡大した。

「シャオミは海外事業を急速に成長させている」と、カナリスのリサーチマネージャーであるベン・スタントンは分析した。「出荷台数はラテンアメリカで300%以上、アフリカで150%、西ヨーロッパで50%増加している。そして、シャオミのビジネスモデルは成長とともに進化しており、かつての挑戦者としてのポジションを脱し、市場のリーダーとして流通チャネルの統合を進めている」

ただし、スタントンはシャオミが依然として安価なマス市場向けの製品に偏っていると指摘し、「彼らのプロダクトの価格は、サムスンとの比較で約40%、アップルとの比較で約75%も安い」と述べている。

サムスンの世界市場でのシェアは19%、出荷台数は前年同期比15%増で、シャオミを抑えて世界1位をキープした。アップルは、出荷台数の伸びが1%増と低調だったため第3位に後退した。

カナリスによると、2021年第2四半期の世界のスマホ出荷台数は、パンデミックからの回復に後押しされ、前年同期比12%増を記録したという。上位5社の社名、市場シェア、出荷台数の伸び率は下記の通り。

サムスン 19% +15%
シャオミ 17% +83%
アップル 14% +1%
Oppo 10% +28%
Vivo 10% +27%

「シャオミにとって今年最大の課題は、Mi 11 Ultraなどのハイエンドモデルの売上を伸ばすことだ」と、カナリスは指摘した。しかし、このセグメントではOppoやVivoも同じ目標を掲げ、巨額のマーケティング費用を投じてブランド価値を高めようとしている。

すべてのメーカーが、世界的なコンポーネント不足への対応に苦慮する中で、シャオミはすでに次の目標に向かって進んでおり、「サムスンを抜いて世界1位の座につくことを狙っている」と、カナリスは述べている。

編集=上田裕資

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