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アダム・キンジンガー下院議員(Photo By Tom Williams/CQ-Roll Call, Inc via Getty Images)

ドナルド・トランプ前米大統領の弾劾決議案に賛成した共和党の下院議員10人は、党内で反発に遭っている。その一人、アダム・キンジンガー下院議員(イリノイ州選出)は「政治生命が絶たれることも十分あり得ると覚悟」したうえで賛成したと苦しい胸の内を明かした。

キンジンガーは1月28日に公開されたCNNのデヴィッド・アクセルロッドのポッドキャスト番組で、下院での弾劾決議案に賛成すれば自身の政治家としての人生が台無しになりかねないとわかっていたものの、「そうしなければ自分を許せなかった」と吐露した。

キンジンガーは採決の前日、トランプが就任宣誓を破り、1月6日の反乱を扇動したのは自身にとっては「疑いない」とし、トランプが行政権限を使って議会を攻撃させたと非難する声明を出していた。

弾劾決議案に共和党から賛成に回った議員10人は、地元有権者や同僚議員からたちまち強い反感を買うことになった。ダン・ニューハウス議員(ワシントン州)には地元の共和党幹部らから辞任要求が出され、下院共和党ナンバー3のリズ・チェイニー議員(ワイオミング州)ら3人の選挙区ではすでに他候補が予備選への立候補を表明している。

トランプの弾劾裁判は来週始まる予定。上院で1月26日に行われた訴追棄却案の採決では、共和党議員50人のうち45人が賛成した。トランプが有罪になるには共和党から少なくとも17人が同調する必要があり、実際に有罪になる可能性は低いとみられる。

編集=江戸伸禎

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