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「私は大丈夫」「もちろん愛してるよ」「電話するね」「いやいや、そのジーンズは太って見えないよ」──人は誰しもがうそをつくものだ。

人がうそをつく理由には、面目を保ったり、他者を傷つけるのを避けたり、周囲を感心させたり、責任を逃れたり、悪行を隠したり、社会的な潤滑剤として衝突を防いだり、仕事をサボったりなど、多くのものがある。

また、人は頻繁にうそをつく。

うそは、企業や政府には数十億ドルの損失を生み、人間関係を台無しにし、自分が大切にしているものを損ない、さらには命を奪うことすらある。脳の白質が多いほど(あるいは大脳新皮質の知能が高いほど、とも言えるかもしれない)うそをつく可能性が高くなる。

米バージニア大学の心理学者、ベラ・デパウロ博士は、うそをつくことが単に生活の一部であることを確認した。博士の研究からは、人は性別にかかわらず、10分以上続く社会的交流の約5分の1でうそをつくことが分かった。さらに人は1週間の中で、1対1で交流する人の約3割にうそをついている。

女性は、他者を傷つけないような利他的なうそをつくことが多く、男性は自分自身についてうそをつくことが多い。デパウロ博士は、男性が周囲を感心させるためにうそをつくことが多いことを発見。2人の男性の間の典型的な会話に含まれる自己に関するうそは、他者に関するうその約8倍だった。

・脳とうその仕組み

うそをつくと、脳の主要部位のうち3つが刺激を受ける。まず、真実を抑え込む機能がある大脳新皮質の前頭葉。前頭葉はその知的役割から、不誠実な行動を取ることができる。2つ目は辺縁系で、うそをつくことによって生じる不安がこの部位を刺激する。3つ目は、記憶の検索と心像の作成をつかさどる側頭葉だ。

脳はうそをついている間、非常に忙しく働いている。一方で真実を語るとき、辺縁系はストレスを感じず、前頭葉は真実を抑制しないため、脳ははるかに平穏な状態だ。

・仕事でのうそ

多くのうそが見られる場面は、職場だ。もっと詳しく言えば、仕事をサボるためのうそがよくつかれる。

履歴書作成サービスを手掛けるゼティ(Zety)が米国人1000人以上を対象に最近行ったアンケート調査では、仕事を逃れるためにうそをついたことがあると認めた人は96%だった。主な調査結果は次の通り。

編集=遠藤宗生

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