・特に多かったうそには、体調不良(84%)、家族の緊急事態(65%)、通院(60%)、身内の不幸(31%)があった。
・仕事を避けるために使ったことがあるうその種類は平均で7つだった。
・仕事をサボるためうそをついたことを後悔していた人はわずか27%で、またうそをつくだろうと思う人は41%だった。
・仕事を抜ける理由をでっちあげ、一度もバレたことがない人は91%だった。
うそがばれてしまった人は女性よりも男性に多かった。ばれた人のうち、うそを後悔していた人の割合は70%。ただ、回答者の59%はうそをついて仕事をサボることはもうしないと答えた。
希望が持てるような結果もあった。うそをついて仕事を休みたいと思うことは、年齢が高くなるごとに少なくなった。
人は誰もが病的なうそつきなのだろうか? それとも、本当のことを言わずに作り話をしたい衝動に駆られる理由を見つめ直すべきなのだろうか? うそをついて仕事をサボる人が多いのは、少なくとも部分的には文化の問題なのだろうか? では、うそをついても後悔しない人はどうだろう?
・うそを減らす方法
職場でのうそを減らすには、まずは従業員が職場でどれほど安心して働けているかを考える必要がある。本当のことを言っても問題にならないか? 失敗は許されているか? スーパーヒーローや仕事ロボット、あるいは機械の歯車ではなく、人間であることが認められているか? 感情を持ち、時々休憩を必要としても問題はないか? こうした点を考えるため、以下の対策をとろう。
・定期的に従業員エンゲージメント調査を行う。
・会議の前に毎回、「感情の輪」を使って全員の気持ちを確認する。
・追加支援が必要な人がいる場合は、支援グループを作る。
私たちはなぜうそをつくのか。それは、うそが(少なくとも一時的には)自分の役に立つからだ。あなたは、どれほど頻繁にうそをつくだろうか? また、それはなぜだろう?