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ジョー・バイデン / Getty Images

ダウ工業株平均が24日、3万ドルを超えて3万46ドルで取引を終えた。ドナルド・トランプ大統領はこれを受けてホワイトハウスで短い記者会見を開いたが、質問は受けつけず、そそくさと記者会見室をあとにした。

トランプがダウの大台突破を宣伝すること自体は驚きではない。というのも、彼は大統領になってから、株価が歴史的な高値をつけるたびにそれを誇示してきたからだ。

とはいえ最近の株価上昇は、新型コロナウイルスのワクチン開発に関する朗報が相次いだことと、ジョー・バイデンの来年1月20日の大統領就任がはっきりしてきたことに導かれたものである。

2016年11月の大統領当選以来、トランプが株式市場について語るのを好んできたことを踏まえれば、大統領選の投票日から3週間後の時点で、ダウの値上がり幅がトランプの勝利した前回よりも、バイデンの勝利した今回のほうが大きいというのは、なかなか興味深い。

ダウは、4年前は投票日(11月8日)から3週間で4.3%値上がりしていたが、今回は投票日(11月3日)から3週間で9.3%値上がりしている。

ただ公平を期すには、今回は投票日翌日の4日になっても勝者が判明していなかったこと、また、それ以降、ワクチン開発をめぐっていくつか明るいニュースがあったことを考慮に入れる必要がある。したがって、ほかに少なくとも2つの時間枠で検討してみるのがよいかと思う。

1つ目は、選挙後最初の金曜日の終値と比較するものである。今回はそれに続く週末に、バイデンがトランプを破ったことが判明した(トランプは広範な投票不正の事例がいくつもあるとツイートしたが、その主張には即座に疑義が呈され、以後そうした事例は一つも見つかっていない)。前回はその日から3週間で、ダウは1.5%値上がりしていた。それに対して、今回は6.1%の上げ幅となっている。

2つ目は、選挙後3週目の金曜日の終値との比較である。今週最初の2日間、ダウは2.7%値上がりしている。一方、4年前は0.2%値下がりしていた。

もっとも、バイデンはトランプと違って、株価が記録的に上昇するごとにツイートすることはなさそうである。

編集=江戸伸禎

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