米国史上最年長の大統領となるバイデン

ジョー・バイデン(Photo by Chip Somodevilla/Getty Images)


2019年12月には、バイデンの主治医ケビン・オコナー(Kevin O’Connor)が健康診断書を公表し、バイデンは「健康で活力にあふれる77歳男性で、大統領の職務を適切に遂行する体力がある」と述べた。

年齢をめぐる懸念は、1984年に2期目を目指して大統領選を戦っていたレーガンにも付きまとったが、レーガンはそれを利用して選挙戦をひっくり返した。対立候補ウォルター・モンデールと2度目のディベートに臨んだ際、年齢を争点にすべきかどうかと尋ねられたレーガンは、次のように答えた。

「私は、この選挙で年齢の問題を取り上げるつもりはない。モンデール氏の若さや経験不足を政治的目的に利用するつもりもない」

これには、聴衆もモンデールも思わず笑ってしまった。レーガンがその年の11月に圧倒的な勝利をおさめたのは、この切り返しのおかげだとされている。

第2次世界大戦以降の米大統領の就任時の年齢


翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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