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ジョー・バイデン(Photo by Chip Somodevilla/Getty Images)

2020年11月の米国大統領選挙をめぐっては、きわめて深刻な対立が起きたが、注目に値するのはその歴史に残る結果だ。特に、カマラ・ハリスは女性初の次期副大統領となっただけではない。ヨーロッパ系ではない次期副大統領としては、第31代副大統領を務めたチャールズ・カーティス(アメリカンインディアンが祖先)に続く2人目の快挙となった。

もうひとつ、注目すべき「初」がある。これほど高齢の次期大統領が誕生したのも初めてだ。ジョー・バイデンは現在77歳で、ロナルド・レーガンが2期目を終えた時とすでに同じ年齢に達している。バイデンの誕生日は11月20日なので、2021年1月20日に就任宣誓を行うときには78歳になっている。

ホワイトハウスによると、米大統領の就任時点での平均年齢は55歳だ。最年少はセオドア・ルーズベルトで、1901年にウィリアム・マッキンリー第25代大統領が暗殺されたのを受けて、副大統領だった42歳のときに第26代に就任した。

大統領に選出された時点での最年少記録はジョン・F・ケネディの43歳で、この記録は現在も破られていない。最年長記録はというと、バイデンが2020年11月7日(現地時間)に歴史的な勝利をおさめるまでは、ドナルド・トランプが最も年長で、2017年1月に就任したときは70歳だった。その前はレーガンが最年長で、69歳で大統領に就任した。

当然ながら、バイデンの年齢は、大統領選のあいだに争点となった。共和党は、バイデンの身体機能と認知機能はともに低下しており、任期途中で56歳のカマラ・ハリスに大統領の座を引き継ぐことになりかねないと主張した。バイデンは、2019年4月にABCのトークショー「The View」に出演した際、自身の年齢をめぐる懸念に言及し、そう疑問に思うのはもっともだと述べた。「年齢とともに分別が増し、経験を積み重ねることで、はるかに優れた仕事ができるところを示せればいいと考えている。決めるのは皆さんであり、自分ではない」

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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