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トランプ米大統領(Photo by Drew Angerer/Getty Images)

歴史を振り返ると、米国の大統領はその多くがゴルフを楽しんできた。第34代大統領のドワイト・D・アイゼンハワーにいたっては、ホワイトハウスの芝生にゴルフのグリーンまで設置したほどだ。

アイゼンハワーは少なくとも800ラウンドをプレーしたとされ、米国史上もっともゴルフをした大統領と言われている。時代を早送りして、現在に戻ってみよう。ドナルド・トランプ大統領がゴルフコース上で過ごした時間の長さには、絶えず詮索の目が向けられてきた。2020年大統領選で、メディアネットワーク各社がジョー・バイデンの当確を報じた11月7日、トランプがバージニア州の「トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ」でラウンドの真っ最中だったのは、ほとんど必然と言えるだろう。

では、トランプは大統領就任以来、どれくらいゴルフをプレーしてきたのだろうか? 不朽の記録を持つアイゼンハワーに迫るラウンド数に達しているのだろうか?

トランプのラウンド数を集計するウェブサイト「トランプ・ゴルフカウント・ドットコム(TrumpGolfCount.com)」が記録しているデータによれば、第45代米国大統領に就任して以来、トランプが日帰りでゴルフクラブを訪問した回数は285回にのぼり、2020年11月8日までに、少なくとも142回の訪問でプレーした証拠があるという。

この数字は、アイゼンハワーの記録には到底及ばないが、同じ期間におけるバラク・オバマの105ラウンドよりは多い(また、ホワイトハウスにあるゴルフコースは、フロリダ州にあるトランプの別荘「マー・ア・ラゴ(Mar-a-Lago)」へジェット機で行くよりは便利だったはずだ)。大統領がゴルフ旅行へ行くとなると、エアフォースワンでの移動、シークレットサービスによる警備、宿泊施設などが積み重なり、たちまちのうちにきわめて高くつくプロジェクトになってしまう。

アイゼンハワーは執務室の外へ出ればゴルフをプレーできたかもしれないが、トランプのゴルフ旅行には、これまでに米国市民の納めた税金1億4200万ドルが費やされた、と「トランプ・ゴルフカウント・ドットコム」は見積もっている。この合計金額には、エアフォースワンによるマー・ア・ラゴへの旅費5900万ドルと、沿岸警備隊によるマー・ア・ラゴの警備費をはじめ、そのほかの数多くの項目も含まれている。

「トランプ・ゴルフカウント・ドットコム」の作成者によれば、このサイトでトランプのゴルフ回数を追跡するようになったのは、2016年8月にトランプが口にした公約がきっかけだったという。当時、トランプはこう言っていた。「私はみなさんのために働く。ゴルフをプレーしに行く時間もなくなるだろう」

ドナルド・トランプ大統領が就任以来ゴルフをプレーした推定回数*


ゴルフクラブへの訪問回数:285回
合計推定費用:1億4200万ドル

*大統領就任以来、日帰りでのゴルフクラブ訪問回数。2020年11月8日までに少なくとも142回のプレーが確認されている。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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