ところで、ステイホーム期間には自宅で少しでもアウトドアの雰囲気を味おうと「おうちキャンプ」をする人も多かったようだ。キャンプ初心者は本格的な自然でのキャンプに乗り出す前にまずは慣れてから、キャンプ上級者は道具のメンテナンスのためにも夏キャンプをできる範囲でやってみるのもいいかもしれない。
キャンプ体験をおすすめする理由はもうひとつある。キャンプでの心得や、道具の扱い方は災害時にも役立つかもしれないからだ。アウトドア製品は機能性やコンパクトさを兼ね備えているため防災用品としてもそろえておきたい。気軽に使えるアウトドアグッズを紹介しよう。
ライターやろうそくの悩みを一本で解決
蚊取り線香や花火に着火する際、ライターでは連続使用が難しいためなかなか火がつかず、ろうそくを用意するのも手間がかかる。ポケトーチはレジャーの場にももってこいだ。
キャンプでの調理に、暖をとるために、火起こしの道具としてライターやトーチは必需品だ。災害時も万が一の時に火があると何かと心強い。
新富士バーナーが手がける「ポケトーチ」(税込1406円)は使い捨てライターを燃料としたミニトーチだ。指定のライターをホルダー内にセットするだけで簡単に使うことができる。火を保つことが難しいマッチやライターに比べて、ポケトーチは1分間の連続使用が可能で、さらにライターの火がターボ状に噴出されるため炎温度1300℃の高火力になる。マッチのように緊急時に湿っていて使えないということや、ライターのように火口部分と手の距離が近いためやけどをしやすいという心配も無用だ。
料理の表面を炙ったり、ロープを切断したりと、一本あるとレジャーから災害時にまで便利だ。ただ、指定のライターのみトーチと合わせることができるので、ご注意を。