プロッサーによると、ヘッドホンの製品名は「Apple AirPods Studio」だという。世界中で認知されているAirPodsのブランドを冠することは驚きに値しないが、AirpodsやAirpods Pro、ケーブル付きのEarPodsがイヤフォンのため、AirPods Studioという名称からイヤフォンを連想する人が多いかもしれない。
しかし、“Pod”という名称は、iPodをはじめイヤフォン以外の製品にも用いられている。また、iPodの純正イヤフォンである「EarPods」は、2012年のアップデートまでは単に“イヤフォン”と呼ばれていた。アップルのスマートスピーカー「HomePod」の名前を聞いて、イヤフォンを連想した人はいないだろう。
AirPods Studioの“Studio”という名称も興味深い。Studioは、アップルが買収したヘッドホンブランド「Beats」の最もハイエンドな製品に用いられている名称だ。このことから、AirPods Studioがアップルのヘッドホン製品の中で最もハイエンドな製品になることが予想される。
プロッサーは、AirPods Studioの価格がBeatsのフラッグシップ製品である「Beats Studio 3 Wireless」と同じ349.95ドル(約3万7000円)になると予想している。
アップルは、これまで同社ブランドのヘッドホンをBeatsと同等か、少し安い価格に設定してきた。例えば、Beatsのワイヤレスイヤフォン「Powerbeats Pro」はAirPodsよりも高音質だと評価されているが、価格はノイズキャンセリング機能を搭載したAirPods Proと同額だ。プロッサーの予想が正しいとすれば、AirPods Studioの音質が最高レベルであることを意味する。
349.95ドルは決して安くないが、一部には399ドルとさらに高い価格を予想する声もある。