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Photo by Brian Ach/Getty Images for Something in the Water

ヒップホップ界が生んだビリオネアのジェイ・Zは、NFLのスター選手たちと組んで、オフィス向けケータリングのプラットフォーム「Hungry(ハングリー)」への投資に本腰を入れている。

Hungryは先日、2000万ドル(約21億円)のシリーズB資金調達を実施したが、ジェイ・Zは「シアトル・シーホークス」所属のボビー・ワグナーや「ロサンゼルス・ラムズ」のトッド・ガーリーらと共に出資を行った。

ジェイ・ZがHungryに出資を行うのはこれが2回目だ。彼はラリー・マーカスと共に、8500万ドルを調達し、投資会社「Marcy Venture Partners」を立ち上げており、その最初の投資先として800万ドルを投じたのが、昨年のHungryのシリーズAだった。

関係筋によるとHungryの年間予想売上は2019年末に2000万ドルに達し、企業価値はシリーズAからBの間に5倍に伸びたという。Hungryの2020年の売上は5000万ドルに達する見通しという。同社の力強い成長は新たな投資家を魅了し、新規で俳優のケヴィン・ハートも出資に参加した。

「素晴らしい創業者や偉大なミッション、短期間で巨大な成功を収めた点に感服した」とハートは話す。「Hungryは多様なバックグラウンドを抱えたシェフたちに、従来は考えられなかった機会を与えている。彼らをサポートしていきたい」

シャイ・パフレヴァニとエマン・パフレヴァニ兄弟が2016年に創業したHungryは、シェフたちと、オフィス向けのケータリングを探している企業をつなぐプラットフォームだ。フィラデルフィアとワシントンDCで、営業認可を受けたキッチンを持つシェフなら誰でも参加を申し込めるが、Hungryの審査に通った者だけが登録を許され、事業拡大に向けた支援を受けられる。

Hungryは650億ドル規模といわれるオフィスやイベント向けケータリング市場で勢力を拡大する計画だ。同社の累計調達額は3200万ドルを突破し、出資にはシンガーのアッシャーや、アメリカンフットボール選手のエンダムカン・スー、ホールフーズの元CEOウォルター・ロブ、料理人のトム・コリッチオらが参加している。

編集=上田裕資

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