ビジネス

2019.12.30 17:00

「インフルエンサー」とは、どのような人を指すのか? 


インフルエンサーマーケティングのポイント

インフルエンサーマーケティングにおいて重要となるは、企業・商品とインフルエンサーとの親和性を確認すること。インフルエンサーの多くは特定の分野に特化した投稿をしており、それを好むフォロワーが多い。

その為、企業イメージや商品のターゲットに合わせたインフルエンサーを起用しないとブランドイメージを損なったりターゲットにメリットが伝わらなかったりという事態に陥ってしまう。訴求したいメッセージと親和性の高いインフルエンサーを起用することが重要だ。

ステマ問題に注意

近年、世界的企業においても問題となっている「ステマ」。ステマとは「ステルスマーケティング」の略語であり、企業から金銭を受け取っていることを明記せずに、企業PRとなる内容を投稿すること。

口コミの偽装などが話題となり、日本でも問題意識が高まった。インフルエンサーマーケティングは通常の広告よりも消費者に好意的に受け入れられる可能性が高い一方、ステマ行為は一気に企業の信頼を失いやすい。

商品やインフルエンサー本人にも影響が出るので、事前に投稿内容を確認したりハッシュタグを指定したりするなどの注意が必要だ。

Twitter、Instagram、YouTubeの特徴

インフルエンサーマーケティングでは、SNSごとの特徴を捉えてマーケティングに活かす必要がある。

Twitterはテキスト中心なので、ニュース性の高い情報が早いスピードで拡散する可能性が高い。

Instagramはビジュアルが中心。「フォトジェニック」かどうかがフォロワーの心を掴む価値判断基準となり、ファッションやグルメ、旅行系のジャンルが強い傾向にある。

YouTubeは動画コンテンツの為、音声や動きとともに、より多い情報量で商品の良さを伝えることが可能となる。「○○をやってみた」など、インフルエンサーがリアルに体感するコンテンツも多い為、商品を実際に利用してもらいユーザーにも擬似体験してもらうことができる。

それぞれの特徴を活かしたインフルエンサーを起用し、適切なマーケティングを行えばインフルエンサーは企業活動において大きな味方となってくれるだろう。

文=齋藤優里花

ForbesBrandVoice

人気記事