仕事で起きた嫌なことを考えないようにする方法

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2. 問題解決と考え過ぎを区別する

落ち込み、嫌なことについて考えるのは、人として自然なことだ。悪い出来事から回復するためにしばしば必要なことだし、時にはこうした感情や思考を生産的なものに変換することも可能だ。しかし、問題解決と考え過ぎを区別することが大切だ。

例えば、家賃などの支払いを滞納してしまった時、なぜこうなったのか考えることは役に立つ。だが滞納は自分のせいではないと憤ったり、ホームレスになった自分を想像したりすることは状況改善に役立たない。

「自分は問題解決をしているのか、考え過ぎているだけなのか?」と自問してみよう。仕事の効率を上げ、嫌な出来事を繰り返さないための方法を積極的に模索しているなら、これは問題解決と言える。しかし問題についてくよくよ思い悩んでいるのなら、それは単なる考え過ぎだ。

問題解決は前進につながる。一方で考え過ぎは、自分を停滞させる。もし自分がその状態にあると気づいたら、すぐにチャンネルを切り替える必要がある。

3. 専門家のサポートを受ける

うつや不安症などの精神疾患を抱えていると、嫌なことを考える頻度が高くなる。残念なことに、その逆もまたしかりで、嫌なことを考えると精神疾患に陥る可能性が高くなる。

不安が頭から離れなかったり、嫌なことをいつも考えてしまったりするようなら、問題は職場でのトラブルを超えたところにあるのかもしれない。その場合は専門家のサポートが必要だろう。セラピストと話をしてみると、考え方や感じ方の変化につながるかもしれない。

編集=遠藤宗生

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