GMは自社製の音声アシスタントも導入しているが、多くの顧客らが日頃から使い慣れたアシスタントを車内でも使いたがっていた。GMは2020年前半に実施する遠隔アップデートにより、2018年以降に製造したインフォテイメントシステム対応車両に、アレクサのスキルを搭載すると発表した。
これによりGM車のオーナーらは、アレクサ経由でナビゲーションや音楽の再生、ブルートゥース接続した電話からの通話が行えるようになる。さらに、家庭内で利用中のアレクサのスキルを車内でも実行可能になり、買い物リストにアイテムを追加したり、Eコマースの注文を行うことも可能になる。
GMは車内用のインターネット接続サービスを展開中だが、アレクサを追加することで、このサービスの利用者の増大も期待できる。
GMは9月初旬に、2021年からグーグルのカーナビゲーションシステム「Android Auto」との連携を強化すると発表していた。グーグルのサービスは、グーグルマップが利用できる点が、アレクサを上回る魅力と言える。