テクノロジー

2019.09.23 12:30

世界を変える12のテクノロジーと36のスタートアップ

36社のうちの3社、Kymeta、Pivotal Commware、Echodyneに投資しているビル・ゲイツ。次世代交通輸送やビーム・ステアリング分野に関心があるようだ。(Photo by Leigh Vogel/WireImage)


薬剤耐性菌対策
世界中の国境を越えた脅威になりつつある、薬剤耐性を持った「スーパー・バクテリア」の問題に取り組むスタートアップ。
advertisement

・Adaptive Phage Therapeutics(アメリカ)
薬剤耐性菌の蔓延に対応する、効果的な治療法の開発。

・Bugworks(アメリカ・インド)
半導体デザインを応用してバクテリアの仕組みを操作。

・MicuRx(アメリカ)
薬剤耐性菌の感染症に効く抗生物質の発見に挑む。
advertisement

インテリジェント・ビーム・ステアリング
ビームの指向性をコントロールし、データ通信やIoTの効率を高める技術。自動運転やセキュリティにも応用。

・Pivotal Commware(アメリカ)
指向性のコントロールで通信速度などを向上。

・Echodyne(アメリカ)
メタマテリアル物理を使ったイメージング・レーダー。

・Metawave(アメリカ)
何十億人も使える電話回線や3Dイメージングが可能。

自給自足型ビル
ビルのエネルギー効率を高めることで、スマートシティからクリーン・エネルギーを生み出すネットワークに変え、排出ガスを減らす。

・Packetized Energy(アメリカ)
エネルギー分配の需要と供給を管理するシステム。

・Blueprint Power(アメリカ)
ビルを発電所にして不動産業をエネルギー産業にする。

・UbiQD(アメリカ)
ナノマテリアルで建物一体型太陽光発電を可能にする。

生態系工学
急激なスピードで地球環境が変化している危機的な状況下で、自然と一緒になって環境破壊のリスクをコントロールするテクノロジー。

・Pivot Bio(アメリカ)
窒素肥料に代わる微生物のソリューションを開発。

・Aclima(アメリカ)
機械学習や気候学を組み合わせて周囲の環境を計測。

・DroneSeed(アメリカ)
山火事の跡にドローンで植林し、効率的に再緑化。

次世代交通輸送
スマートで安全な自律した乗り物。視覚、聴覚、コミュニケーション能力を強化した。

・Autotalks(イスラエル)
乗り物同士のコミュニケーションソリューション。

・Kymeta(アメリカ)
高速で広い帯域の通信で動くもの全てをつなぐ。

・Savari(アメリカ)
次世代交通輸送のためのワイヤレスのセンサー技術。

海洋生物の保護
自然回復できる量を大幅に上回る過剰漁獲やプラスチック汚染によって、危機的状況にある海洋生物を守り、水産資源の枯渇を防ぐ。

・The Ocean Cleanup(オランダ)
潮の力でプラスチックを海から取り除く技術を開発。

・SafetyNet Technologies(イギリス)
漁の対象となる魚の選別を助ける装置で乱獲防止。

・NovoNutrients(アメリカ)
微生物を使ってCO2を魚の餌に変える独自工程。

文=フォーブスジャパン編集部

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事