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世界の多くの国々では、新年度が始まる時期だ。新たな1年を前に、教師や生徒児童たちが心の準備をしていることだろう。

アメリカの場合、新年度の開始日は地域によって異なり、7月から9月までのあいだでまちまちだが、9月の第1月曜日に定められている祝日「レイバー・デー」の連休明けから始まる学校が多い。そして、緊張しながら新年度の初日に臨むのは子どもたちだけではない。多くの教師もまた、初出勤の日を迎える。

経済協力開発機構(OECD)のデータによると、アメリカでは2017年、小学校教師の初任給は年平均で3万9138ドル(約419万円)だった。給与水準としては、多くの先進国と比較して高いほうだ。

同データによれば、アメリカの小学校教師は、勤続15年になると給与額が平均で年6万1000ドル(約653万円)あまりまで増える見込みだ。この給与水準は、北隣の国カナダとかなり近い。カナダの小学校教師は初任給が年3万9222ドルで、15年の経験を積むと6万5000ドルほどまで上がる。

しかし、給与額が突き抜けて多いのは、ヨーロッパの小国ルクセンブルクだ。新任でも7万ドル(約749万円)あまりを稼ぎ、ベテランともなれば、年収は10万2500ドル(約1097万円)になる。

ヨーロッパの先進国のなかには、小学校新任教師の給与がルクセンブルクの半分にも満たないところがある。たとえば、フランスとイタリアの新任教師の初任給はそれぞれ、2万9500ドルと2万8500ドルだ。また、たとえ15年間働いても、給与が上がる見込みはあまりなく、フランスは3万6000ドル、イタリアは3万4400ドルだ。

アジアの先進国に目を向けてみると、小学校教師の初任給はどこもほぼ変わりがない。日本と韓国はそれぞれ3万ドルあまり。しかし両国とも、勤続15年目を迎えるころには、給与が5万ドルを超えることが期待できる。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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