掃除機でブラシが回転しないように設定することも可能だが、仕上がりはほうきよりも悪い。幸い、スティックタイプの掃除機の中には、フローリングを傷付けずに掃除できるものがある。以下に、フローリングの掃除に最適なコードレス掃除機のトップ3を紹介しよう。
ダイソン V11
Dyson V11は、V8に比べて吸引力が40%向上している。しかし、V11で特筆するべきは、その知能だ。V11は、床の固さや柔らかさを検知し、最適な吸引モードを設定してくれる。「強モード」でフローリングを掃除すると、床に張り付いてワークアウト状態になってしまうが、V11はこうした事態を防いでくれる。また、V11の掃除能力は、フルサイズのダイソン掃除機に匹敵するレベルだ。
背面の液晶ディスプレイには、吸引モードとバッテリーの残り時間が表示される。エコモードから強モードに変えると、バッテリーが急速に減少するのが一目でわかる。他にもパイプの詰まりやフィルターの交換時期を教えてくれる。
V11のもう1つの特徴は、付属品が多いことだ。一部はパイプに取り付けることができ、残りは予備として保管しておける。V11は優れた掃除機で、何年にも渡って重宝するだろう。参考価格:約600ドル(米アマゾン)
ダイソン サイクロンv10 Absolute
サイクロンV10 Absoluteは昨年のモデルだが、その特徴は付属品が非常に豊富なことだ。V11が登場するまでは、ダイソンの中で最も人気が高かった製品で、今でも性能は優れている。ランタイムは60分で、吸引力はV11を除けば最強クラスだ。
筆者がこのモデルで特に気に入っているのが、フローリング専用に作られたソフトローラーだ。帯電防止カーボンファイバー繊維でコーティングされているため、埃がひっつくことなく吸い込まれていく。V11にこの機能が搭載されていないのが惜しい。参考価格:約500ドル(米アマゾン)
シャークIONFlex
シャークIONFlexの特徴は、バッテリーが2台あることだ。シャーク製のコード付きスティック掃除機のようなセルフクリーニング機能は搭載されていないが、Shark Apexと同様のデュアルブラシロールが付いている。
IONFlexが優れているのは、パイプが折り曲がるので、立ったままでも家具の下を掃除できることだ。また、折り畳んで好きな場所に収納することができるのも便利だ。他のメーカーにも、是非この機能を導入してもらいたいものだ。知能ではダイソンに劣るかもしれないが、ダイソンよりも割安な価格でこの性能を実現したのは注目に値する。参考価格:約400ドル(米アマゾン)