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フォーブス ジャパン編集部 エディター

「Google AI for Japan」を発表したグーグル (gettyimages)

どこが洪水にあいそうかを事前に予測するAIシステムを開発したり、3次元ディープラーニング(深層学習)技術を活用して肺がん診断AIを開発したり、AIを使って社会課題の解決に積極的に取り組んでいるグーグル。そうした取り組みを、日本でも強化していくようだ。

7月10日、グーグルは「Google AI for Japan」を発表した。このプログラムは、日本における次世代のAI人材の育成支援のほか、ビジネスや社会的な問題解決に向けたAI活用の促進、さらには国内のAI研究への貢献といった3つの活動を目的としたもの。

「日本には、長年に渡る優れた研究と教育の伝統があり、成長を続ける活発な機械学習コミュニティが存在する」とグーグル AI統括のジェフ ディーン (Jeff Dean) は語り、そのことが「Google AI for Japan」を始める理由にもなっているという。

6人の研究者に500万円相当の助成金を提供


グーグル AI統括のジェフ・ディーン

今回の発表において、ジェフが「最も重要な取り組み」と語ったのが、AI人材の育成支援だ。この「Google AI for Japan」を通して、グーグルは国立情報学研究所の山岸順一、京都大学の河原達也、東京工業大学の奥村学、東京大学大学院の杉山将、東北大学の乾健太郎、奈良先端科学技術大学院大学の中村哲といった6人の研究者に対して、500万円相当の助成金を提供するという。

研究のテーマも基礎的な機械学習の研究から、自然言語処理、音声言語の理解など、多岐にわたっている。この取り組むを通じて、グーグルは「基礎的なAIの研究が前進することを期待している」と語った。この助成金の取り組みは2020年に更新する予定が立っているそうで、さらに2年間、追加的な助成金を出す予定だという。

こうした助成金での研究支援のほか、グーグルは東京大学で情報科学を学ぶ学生に対して、AIの授業を支援。また、グーグルの東京オフィスでAI研究者やエンジニアと一緒にAIの研究を行うフェローシップやインターンシッププログラムも展開している。

文=新國翔大

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