ヒップキャンプが他と違う点は、土地や施設の所有者と提携し、新しくユニークなアウトドア体験ができる場所を作っているところにある。これには、テントを張る場所やキャンピングカーを停める場所、コテージや農家など既存の建物、さらにはもっとユニークなものもある。
キャンプ経験が豊富な人も、人生で一度もテントを張ったことがない人も、ヒップキャンプを使えば簡単に母なる自然とのつながりを取り戻すことができる。宿泊先には、ブドウ園やラマ牧場、酪農場、美しい森など、自分では見つけることができなかったであろう隠れ家的プライベートキャンプ場を利用できるのだ。
ヒップキャンプは、自然に触れることができない都市居住者にとって特に便利だ。多くのキャンプ場は大都市圏から車で数時間の距離にあり、キャンプ道具を持たない人向けのオプションも備えている。最近のアンケート調査では、ヒップキャンプユーザーの7割以上が、自然の中で日常生活のストレスから逃れるためにキャンプに出かけていると答えた。
ヒップキャンプを創業したアリッサ・ラバジオ最高経営責任者(CEO)は「私たちのミッションは、多くの人をアウトドアに連れ出すこと。人々が夏のキャンプシーズンに向けた計画を始める中、アウトドアがシンプルで分かりやすく、楽しいものになるようなリソースを作りたかった」と述べている。
その場ですぐに計画
キャンプ場予約サイトの大半に共通する大きな問題の一つは、直前に予約できる施設が少ないことだ。しかし、木曜日に天気予報を確認した上で、その週末のキャンプ場を予約できたとすればどうだろう? ヒップキャンプは非常に多くの個人オーナーと提携しているため、直前にキャンプ場を探しやすい。さらに、利用者の多くは、大自然をほぼ貸し切りできたと報告している。
ヒップキャンプを使えば、番号がつけられたキャンプ場の一区画にいるように感じることなく、型にはまらないキャンプ場を見つけられる。アプリでは、予算や利用人数、宿泊場所のタイプ、無線LANやトイレ、キッチンなどの必須設備、ハイキングや釣り、サーフィンなどの活動といった条件をつけてキャンプ場や宿泊施設を検索できる。
国立公園や米連邦政府の所有地も
ヒップキャンプでは、民間のキャンプ場に加え、ザイオン、ヨセミテ、グレートスモーキー山脈、グランドキャニオンなど、米国で特に人気の国立公園内にあるキャンプ場を含む米連邦政府所有地の空き状況もリアルタイムで共有されている。
ヒップキャンプは最近、連邦政府所有キャンプ場予約サイト「レクリエーション・ドットガブ(Recreation.gov)」の空き状況データにアクセスできる初めてのサイトになった。(ただし今のところ、実際の予約にはレクリエーション・ドットガブのサイトを使う必要がある)
政府のキャンプ場が希望の日付に全て埋まっていた場合、ヒップキャンプを使えば付近の私有地のキャンプ場から素晴らしい代替策を探すことができる。こうした場所は、国立公園の境界のすぐそばにあることが多い。
自然の呼び声が聞こえたら、ヒップキャンプのアプリ(iOS向けは配信開始済み、アンドロイド向けも近日登場予定)はこの夏の楽しいキャンプ体験には欠かせないツールだ。