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0歳からの「お金の話」

Westend61/Getty Images

資産運用というと投資が連想されることから、「いかに稼ぐか?」のような儲け(リターン)を意識されがちだが、老後資金や将来何かに使うためのお金を準備するのであれば、増やす以外にも、いかにお金を使わないかも同時に考えた方が良い。

使わないと言っても、ただ貯めるだけではなく、クーポンやポイントの利用、キャンペーンへの参加など、さまざまな方法が考えられる。

今回は父親の財布が分厚いことに子どもたちが興味を持ったことをきっかけとして、リターンやディスカウントの概念を学んでいく過程を記していきたいと思う。

なぜ父親の財布が分厚いのか?

買い物に行く際、我が家では子どもたちの目の前で会計の場面を見せている。お財布からお金を出して支払いをし、おつりがあればそれを受け取り、また財布へおつりをしまう。なんでもない光景ではあるが、お金を払ってモノを買うという行為をしっかりと認識して欲しいなと思っている。

そんなある日、いつものように買い物をしていると、「なんでお父さんのお財布は大きいの?」と娘が聞いてきた。「どういうこと?」と聞いてみると、どうやら「大きい」というのは「分厚い」という意味だったようだ。

たしかに妻の財布と比べると、筆者の財布は分厚い。なぜならカードやクーポンなどが大量に入っているからである。カードといっても、クレジットカードやポイントカード、その他にも保険証や運転免許証も入っている。

子ども達はカードがたくさん入っていることが羨ましいらしいので、カードを取り出してそれぞれのカードが持つ役割を説明してみた。クレジットカードの概念はまだ我が家の子どもたちには難しかったらしいが、運転免許証と保険証の役割は既に知っていたため、興味はポイントカードに向けられた。

筆者の持っているポイントカードには2種類の特典がついていた。1つ目は会計の際に提示するだけで数パーセントのディスカウントが受けられるもの。2つ目は買い物金額に応じてポイントが貯まり、そのポイントは次回以降の買い物で現金と同様に使えるというものだ。

クーポンとセールの概念を学ぶ

ポイントが貯まっていくのは数字が増えていくことから、感覚的にお得になっていくのが分かり、更にそれをお金として使えるということに驚いていた。そして、提示するだけでディスカウントされるということに話が及ぶと、なぜカードを作らない人がいるのかという話にもなった。

何もしなくても提示するだけで安くなるのであれば、カードを作らない理由がないのではないかと。その場では「カードを作るのが面倒なんじゃない?」と説明はしたものの、この点については筆者もあまり理解できてはいない。

その後、カードの話がひと段落すると、今度はクーポンの話になった。この紙は何かということなので、これも特定の商品がクーポンを提示することでディスカウントされると話すと、どうすればクーポンが手に入るのかということになり、新聞広告に載っていたり、会計の際に次回の買い物用に渡されたりすると説明した。

カードやクーポンの提示で値段が安くなるという話をしながらスーパーの店内を歩いていると、今度は派手な値札を見つけた。そこには「2割引き」と書かれていた。この商品の場合は何をしなくても勝手にレジで値引きされる。

子どもたちからすると、なぜ何もなくても商品を安く売るのかという点が不思議だったようだが、賞味期限が近付いていたり、少し傷んでいたりするから安くして買ってもらおうとしていると説明すると理解をしたようだった。

文=森永康平

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