こうした人たちの大半は、稼ぎが増えれば使う金額も増える。そして、収入が増えても状況は今と変わらない。次の5つの行動を取り、習慣を変えれば、収入が1セントも増えていなくても、余裕ができたように感じられるだろう。
1. 家賃負担を減らす
大半の人たちにとって、最も大きな出費は毎月の家賃だ。米国のミレニアル世代は、30歳までに収入の約45%(およそ10万ドル、1120万円)を家賃に使っているという。家賃の値上がりついては、私たちにはどうすることもできない。だが、自分自身が支払う家賃の額は、いくつかの方法で減らすことができる。
例えば、一人暮らしをやめてルームメイトと住むことも一つだ。また、住んでいる地区で認められているなら、民泊仲介のエアビーアンドビーを利用することもできる。自分が旅行に行くときにだけ貸しても、使っていない部屋の一つを貸してもいいだろう。持ち家なら、部屋の賃料を住宅ローンの返済に充てることもできる。
2. 習慣的な支出を減らす
私たちの買い物は、習慣化している部分が大きい。忙しくなればなるほど、私たちがよく考えずに買い物をする可能性は高くなる。その商品には値段に見合った価値があるのか、自分は本当にそれが欲しいのか、あれば満足するのかなどを考えることなく、ただ買ってしまうようになるのだ。
忙しいのに、あるいはオフィスでコーヒーをいれることができるのに、同僚に付き合って5ドルのカフェラテを買いに行っていないだろうか。それほどお腹が空いていなくても、ダイエットをしたいと思っていても、さらには特に食べたいものがメニューになくても、習慣的に前菜を頼んでいないだろうか。考えずにお金を使うことは、やめるべきだ。